人様に迷惑をかけるな、と言われたら

結論から言うと、無視して良い。完全スルー。バカな事言ってんなー、と心の中で思って聞かなかった事にして問題ない。

そもそも周りに迷惑かけずに生きることは不可能だから。迷惑かけずに生きて来た人など一人もいない。赤ちゃんを思い浮かべてほしい。何か食べたい時も、排泄物の処理も、みんな人任せ。そもそも産まれて来る時点で、母親の身体に多大な苦痛を与えている。迷惑をかけない、は無理。

他人の気持ちを察する、周りに配慮する、という事自体は悪い事ではない。そういう立ち振る舞いが出来る人は素敵だとみんな思うだろう。また、日本人は取り分けそういう能力が高い。

為政者たちはそこにつけ込んだ。他人に迷惑をかける人間はダメなヤツ、という価値観を人々に広め、刷り込んだのだ。そうすると人々は勝手にお互いを牽制し合う様になる。勝手に監視し合う様になる。ダメなヤツにならない様にする、とダメなヤツを見つけたら報告する、を人々が自発的にやってくれるシステムが出来上がる。社会をコントロールする側からすると、コレはとても楽だし便利、ということだ。

こうして｢人様に迷惑かけるな｣という言葉は広まった。でも、これからの時代には必要無い言葉だ。ホントにいらない。

そもそも迷惑をかけずに生きることは不可能。生きる事イコール迷惑をかける事、と言っても言い過ぎじゃないと思う。他人に迷惑をかけた時は、｢ごめんなさい｣と言えば良い。それだけで十分なんだよね。