輪廻転生はあるのか

魂とか精神とか

輪廻転生や生まれ変わりの様な事は、実際にあるのか?誰もが一度は思ったことがある疑問ではないだろうか。

結論から言うと、無い。有るのか?無いのか?と問われれば、無い。ただ、有る様に見える事がある。生まれ変わりとしか思えない、という出来事が起こることがある。ということ。

前世の記憶を持つ子供、というのが実際に存在していて、ある程度世の中に知られている。こういう子供たちを研究している学者もいる。とある男性が老齢で亡くなって数年後、その男性の孫にあたる男の子が生まれた。その男の子が物心ついた頃、亡くなった祖父しか知り得ない情報を話し始めた。しかも驚くほど克明に。

こういった事例は多数報告されている。これをどう説明するか?てなった時、男の子は祖父の「生まれ変わり」だ、と言いたくなる。「輪廻転生」はあるんだ、と思いたくなる。

しかし、この男の子は厳密に言うと「生まれ変わり」ではない。より正確に表現するなら、祖父の記憶を借りて生まれてきた、ということなのだ。

魂のサイクルを考えながら、説明してみよう。祖父が亡くなった瞬間、魂は祖父の肉体から抜けてワンネス(大きな魂のかたまり)に帰って行く。生きていた間の記憶は巨大なデータベースのような所に吸収される。この時点でこの魂は誰の魂でもない、と言えるけど、ワンネスに帰って一つになっちゃうので、そもそも魂は誰の物でもない。そして男の子が生まれる時、この男の子の肉体に宿ろうとする魂がワンネスの中でスタンバイする。この時、魂は自分がやりたい事をやるための「設定」をある程度選ぶ事が出来る。生まれる国、家庭環境、身体的条件……そして記憶も。この男の子は祖父の記憶をデータベースから借りて、かつて祖父と暮らした家族がいる家庭に生まれた。こういう流れになる。

なので、死んだ肉体から抜けた魂が記憶を持ったままダイレクトに別の生命に宿る、という一般的なイメージの「生まれ変わり」は無い。

魂は元々一つの大きなかたまり。自分と他者との区別はそもそも無い。なので、この魂は以前は誰の物だったのか?という考え方自体がおかしい、ということだ。誰の物でもないし、言ってみれば皆んなの物。そして所有物ではなく、借り物。魂も記憶も。

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